Wii Uというハード

いよいよ明日でswitchは2周年を迎えますね。今月はswitchの任天堂ソフトをメインに紹介したいと思います。

・・その前に、switchの架け橋となったハード「Wii U」の話をしていきます。このハードは世間では「失敗ハード」の烙印を押され、不遇な扱いを受けてしまいました・・。原因はいくつかあります。

  • Wiiの後継機でありながら、リモコン型コントローラーからタブレット型に変更したこと。これではWiiの名を関する意味があまり無かったですね・・。また、タブレット(ジャイロ)を生かしたゲームを中々出せませんでした。
  • ロンチが「NewスーパーマリオブラザーズU」だったこと。実は3DSで「Newスーパーマリオブラザーズ2」を4カ月前に出したばかりで、多くの人は「またマリオか・・」と感じたことでしょう。そしてそれ以降、任天堂タイトルの発売ペースが遅かったのもあります。
  • 上記と関連して、発売ソフトが3DSとかぶるようなタイトルが多かったということ。スマブラにいたっては3DSとのマルチに・・また、性能重視のタイトルは当然出ることはありませんでした。

このような原因で、WiiUは深刻なソフト不足に悩まされます。主流のHDゲームはPS4とXboxoneに奪われてしまいましたし。僕も、WiiUはドラクエ10専用機と化していました・・。そして2015年春頃、当時の岩田社長は早々に新型機「NX」を発表します。(後のswitchです)その年のE3でWiiUのタイトルは大体出し尽くした感じがあります。残ったのはゼルダ新作だけという・・なんとも寂しいものに。

ここまでの過程を書いていると、失敗作と言われても仕方がない感じもしますが・・僕はそうとは言い切れませんね。WiiUというハードは「試作型」だったのでは、と・・。WiiUで実現できなかった事は、switchが殆ど引き継いでいるからです。テレビを使わずにゲームができる据え置き機・・WiiUではまだ部屋から遠くには行けませんでしたが、switchでは外でもできるようになりました。また、ソフトの方ではswitchに繋がるようなタイトルを色々生み出しています。スプラトゥーンなんかは最たる例でしょう。(他にも、マリオカート8、マリオメーカー等)このように、WiiUはswitchに繋がる多数の要素を残していきました。決して無駄ハードでは無かったと思います。

・・願わくば、WiiUで断念したソフト「ゼノブレイドクロス」「幻影異聞録♯FE」をswitchに移植して欲しいなあ・・。これだけが心残りなんです(笑)。まあ、今後に期待ということにしましょう。