龍が如く8

最近はRPG続きで中々投稿ペースが上がらない・・そんな現状ですが、今回は「龍が如く8」です。発売から3ヶ月近く、チマチマ進めてきましたがようやくクリアしました。簡単に感想を書いていきます。

公式 https://ryu-ga-gotoku.com/eight/

今作の良かった点はやはり、過去シリーズ(6まで)の顔とも言える主人公「桐生一馬」の物語に一つの区切りをつけられた所でしょうか。特段悪い印象も無く、無難に着地したという感じで安心しましたね。

・・はい。今作は残念ながら他の部分は前作「龍が如く7」、「7外伝」を超えるものでは無かったですね。まずはバトル面。これは前作の7に続きコマンドバトルで、相変わらずテンポが遅く、爽快感はあまり感じません。にもかかわらず敵の強さが明らかに増しています。その為ボス攻略などの推奨レベルまで上げるのに経験値稼ぎが必要になります。今作は「強化用のダンジョン」が用意されているので特に迷うこともありませんが・・それでも各章ごとに一々足止めを食うのは面倒だと感じる人もいるかと思います・・。

それでもストーリーが良ければ上記も気にならないのですが・・今作はこっちも微妙な出来という。僕が気になったのは、前作の主人公「春日一番」の明るく情に厚い性格と、「ハワイ」という舞台がありながら、なぜかシナリオが陰湿よりでイマイチ噛み合っていないということ。仲間になるキャラも第一印象が中々ひどく、前作のメンバーには及ばないかな。と感じました。そして中盤から春日編、桐生編と進行していきますが、明らかに桐生編の方が優遇されてるし、あまり面識の無かったはずの前作の仲間キャラがかなり持ち上げ(ヨイショ)てくれるという・・違和感です。春日編の方は陰湿度が上がってるし・・春日本人は思ってなくても、プレイヤーとしては可愛そうになってきます。やはりダブル主人公もののシナリオは難しいのか。にしてももう少し「格差」を減らせなかったのかと思ってしまいます。

こんな感じでしょうか。個人的には過去作ファンにも、前作からの新規ユーザーにも明らかに「これはダメだろう」という部分があり、「微妙な佳作」と言わざるを得ないのは残念です。ただ、桐生一馬の結末を見たいという明確な目的のある人ならプレイする価値は十分にあるかと思いますね。以上感想でした。