OMORI(オモリ)

最近はインディーズのタイトルをよく紹介してきましたが、今作で一区切りになるかと思います・・「OMORI」についてです。(Xboxゲームパスはまだ日本語が入っていないので注意)

ニンテンドーストア紹介 https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000051038.html

・・色々な意味で一区切りには最適でした。今作はまさにインディーズだからこそできる「怪作」です。いや、「闇鍋」と言ってもいいかも。ポップで可愛らしい絵柄やキャラ達の幼稚な言動や行動だけを見るならば、いかにも低年齢向けのゲームかと思わされます・・が、違います。このゲームは「サイコホラー」でもあり「現実とは何か?」と言うことを考えさせられるストーリーになっています・・。冒険中はすごくメルヘンな雰囲気に惹かれながらも、どことなく漂うホラー臭のせいであまり気が休まらないという(笑)。このゲームってRPGツクールで製作されていますが・・久々に背筋が凍るようなシーンもちらほらあって、やっぱり工夫次第でゲームの表現はどうにでもなるんだな・・と。

そして終盤のイベントからEDにかけては・・正直頭を悩ませましたね。間違いなく人によって意見の分かれる内容。これはインディーズのゲームでなければ表現できないかもしれません。

このゲームは「良作」、「佳作」で語るのはナンセンスでしょうね。やはり「怪作」がしっくりきます。そしてとても考えさせられる内容です。よくある「設定」、「考察」というものではなく、純粋に「キャラの想い」や「友情」などです。気になった人には、この不思議な世界をぜひ体験してみてほしいですね。