今回は個人的には数年発売を心待ちにしていた科学アドベンチャー新作「アノニマスコード」についてです。
・・上記の通り、発表から発売まで5年、いやもっとかかったかと思われる今作です。当然僕の期待値もどんどん高まっていきましたが、結果として言わせてもらうと・・「え、こんなもんなの？」という言葉が出てきました。
まあ開発に時間をかけただけあって、色々と斬新なシステムや演出は盛り込まれていますが・・困ったことに、面白さに結びついているとはとてもいい難いものでした。しかしおそらく発表から早めに発売できていれば普通の良作として評価された可能性はありますね・・やはりこの内容で5年前後待たせるのはいただけない。開発が難航していたのが丸わかりしてしまうのが・・。予想ですが、世界観の設定をあまりに広げすぎて畳みきれなかったパターンかな。おまけに今作はハッカー達の物語なので、専門用語も多く、分かりやすくはありません。シュタインズゲート等はその部分の工夫ができていたように思いますが・・。開発者も今作は色々と盛り込みたかったのでしょうが、もう少し納期のことも頭に入れて、初期段階から削るべき所は削り、作るべきところは作り切る・・これを実行して欲しかったかな、と思わずにはいられません。
やはり僕も発売を待っていた者として上記のように書かせていただきました。今作は「肩透かしの良作」ですね。正直、また数年も待ちたくは無いので次作があれば2年以内の発売を期待します・・。