ゼノブレイドクロスDE 後編

と言うわけで後編です。今作のゲームバランスが非常に歪なものである・・と言う例を書いていきます。

  • 今作では最初の大陸だろうが関係なく、強い敵と弱い敵が混在しています。なので強い敵はなるべく避けたいのですが・・好戦的なタイプは普通に接近して殺してきます。逃げようと離れても、索敵範囲が異常に広い上に、攻撃が敵との距離を無視して当たることが多く、こっちは風圧で死んだとしか思えない有様に・・。また、自分一人だけ逃げ切っても、仲間が段差か何かに引っ掛かっている等の理由で逃走成功にならない現象も普通に発生・・洞窟内とかでこうなると高確率で詰み(全滅)です。初見のプレイヤーは大半がびっくりするのでは?。
  • 一部のサブクエストでは、クエスト自体は序盤で受けられるにもかかわらず、ストーリークエストで後半に行くような場所に徒歩で行かなければなりません。ただ上記で書いた通り、どこの大陸だろうと強い、弱い敵が混在しているので行くこと自体は可能です、が・・そもそもの距離が遠い上にやはり強い敵もかわして進む必要があるので、序盤でこれを要求するのはどうかと。ちなみにこの(一部の)クエストは受けた以上、クリアするまで他のクエストに変えられないという困った仕様です・・。もう一つ挙げると、クリア条件に「純粋な時間経過」でしか手に入らないアイテム(しかも必ず手に入るわけではない)が存在するクエストまであります(これも序盤で受けられます)。
  • ただ、上記の移動の問題を一気に解決してくれるのが「ドール(ロボット)」の存在。特に飛行ができるようになってからは、もはやいけない場所がなくなります。しかし・・個人的には飛べるようになるのが早すぎたと思います。後半の二つの大陸なんて、ほとんど飛んでるだけで終わってしまった(笑)。もう少し徒歩で探索する理由か何か欲しかったかな、と。
  • ストーリーとBGMも・・今作は主人公が完全に「護衛兵」的なポジションで、悪く言うと「戦士A」でしかありません・・。あと、クリアまで明らかに不快なキャラが一人(一匹)ついてきます。お陰で緊迫した場面でも、このキャラがしゃしゃり出てくるとなんとも・・盛り下がる。一応今作で追加のストーリーでは原作の謎が多少解けますが。BGMは良曲もありますが・・一部の曲は明らかにキャラボイスにかき消されるなど、音量調整がイマイチ。折角の良曲が勿体無い・・。

大きく気になったのはこのくらいですかね。探せばまだまだ出てくるかもしれませんが・・正直、移動やクエストに関しての問題はバランス調整の段階で疑問に思わなかったのかな?と。あるいは最初から無視して作り込んだ結果、手直しが不可能になったのか・・。にしても、10年ぶりに今作を手直しして発売するならもう少しこの辺りも修正してほしかった。これだったら、発売を延期してswitch2エディションと同時に出しても良かったのでは?。

まあ今作の総評としては、この壮大な世界を駆け回れることに面白さを感じられる人にならおすすめできる「佳作」でしょうね。30代の最後のプレイゲームとしてはやや寂しい結果となりましたが。

さて、次回からは40代としてのゲームライフとなります・・ので、やはりブログタイトルは変更しないとなあ、と考えています。近々またブログに書いていきます。