GW中は積んでいたゲームの消化でもしようかと思い手をつけたのが半年程前にswitch版が発売された「イースⅨ」です。
公式 https://nippon1.jp/consumer/ys9/
まず思ったのが、「やはり前作を超えるのは難しかったか・・」ということ。イースⅧはシリーズでもトップクラスの完成度だったので、まあ難しいだろうなと思っていましたが。ただプレイしてみれば前作より進化している部分も確実にあったし、圧倒的に劣っている訳では無いんです。ではどの部分で損をしているかというと・・これはもう雰囲気一択でしょうね。
前作の無人島という舞台、明るい雰囲気とBGMがマッチしすぎていて、それとは真逆の今作は監獄都市が舞台、いわゆる「閉鎖空間」の中で冒険することになります。そのせいですごく「狭さ」を感じてしまいます。その割に今作はかなり移動に力が入っていますので(フックショット、壁登り、滑空等)、余計に狭さが物足りなく感じます・・。まあ本格的にフィールドを制作したらいつ発売できるか分かったものでは無いので仕方ないのですが、やはり今作の舞台では上記の移動を活かしきれてない気がします。BGMも流石に前作よりは良曲が減った気もしますし。グラフィックは・・これは前作から大して変わっていないですね。次作ではそろそろ変化が欲しいです。
色々欠点を挙げましたが、他の部分はなかなか完成度が高く、王道アクションRPGとしては良作と言えるでしょう。雰囲気で敬遠されてしまうのは勿体無いのでぜひプレイしていただきたいと思います。移動のアイディア自体は良いものでしたので、ぜひ次作でも取り入れて欲しいですね。