どうやら今年も、クリア済ゲームを紹介しきれずに終了しそうです・・。まあ来年、順次書いていくしかないですね。今年書けるのはあと2本ぐらいです。今回は「豆狸のパケル」について。
さて、今作は昔の名作「がんばれゴエモン」のスタッフが作ったということで、継承作となることを期待していた人もいたのではないでしょうか。しかし実際にプレイしてみた結果は・・残念ながら肩透かしと言わざるを得ない出来です。ゲーム部分は普通に遊べるのですがね。
まず、がんばれゴエモン、およびゴエモンシリーズをメインで遊んできた年齢層と、今作のキャラクターデザイン(不自然に長いタイトルもか)が致命的に相性が悪いです。どうみても今作は小学生以下がメインターゲットと思わざるを得ません。かといって、小学生がゴエモンシリーズなど知っているはずがなく・・。なんとも中途半端なことになってしまいましたね。
一方、全くの新規作としてみてみれば、上記のようにそこそこ遊べるものの・・特に突き抜けた特徴があるわけでもなく、普通の領域を出ないという感じです。個人的には「落下死」が非常に多かったのはストレスでした。
色々と欠点を書いていきましたが、結局のところ「ゴエモン」の継承作としては滑っているし、完全新作としては地味な出来だったというほかありません。もう少し、「桃太郎電鉄」あたりから研究してほしかった・・。それでも3Dアクションとしての骨格はしっかりしているので「佳作」としました。気になる人はどうぞ。