2009年以降、xbox360は徐々に衰退していきます。原因は大きなもので3つあります。
- 「テイルズオブヴェスペリア」の「完全版」騒動・・これは知っている人もいるかもしれません。4月1日だったかな?ヴェスペリアのPS3版が雑誌に載ったんですよね。エイプリルフールの冗談かと思ったら・・本当だった(笑)。しかもただの追加版ではなかったんですね。元々360版にも入っていた要素を削除してPS3版に入れた・・という疑惑が飛び交いました。あくまで推測ですが・・360版を購入したほとんどの人はこれを信じ、憤慨したことでしょう・・。そして、皮肉にもPS3版の方が売れてしまうという・・360版は完全に「かませ犬」にされてしまいましたね。
- FF13は確かにマルチになりましたが、明言されたのは海外のみだったということ・・日本ではPS3独占のままであることが確定したのです・・。(実際は1年後にFF13インターナショナルが発売されましたが・・後の祭りでした)
- 360初期からRPGを出していた、FFの産みの親、坂口博信氏が開発していた「クライオン」というタイトルが開発凍結になり、さらに次の新作「ラストストーリー」はなんとWii独占となりました・・。これ以降、360にRPGを出すことはありませんでしたね。
この中で一番ダメージが大きかったのはやはり「完全版」ですね。待っていればPS3にも出る・・この流れを作ってしまいましたから。PS3もこの頃、ハードの薄型を出すなどのテコ入れをしており、息を吹き返していきます。一方360はハード初期からのRPG路線がほぼ崩壊し、衰退していくのです・・。そしてこの流れは次世代機である「Xbox one」でも、止めるどころかさらに悪化していますね・・。マイクロソフトは当時xboxの周辺機器だった「Kinect(キネクト)」を普及させようとして、xbox oneに標準搭載させたのですが・・これが裏目に出て、PS4に性能で負けてしまいます。結果、海外でもPS4の後塵を喫することに・・日本市場ではもう存在を認知されないレベルまで落ちていまいました。普通の会社ならハード撤退ものなのですが・・
マイクロソフトはまだまだxbox事業を続ける気満々です。
手始めにxbox oneの上位機種「xbox one X」を販売しました。これは今現在の家庭用ゲーム機の最高性能です。(「PS4 Proより上です」)さらに数年後には次世代機の販売もすでに決定しています。おそらくPS5(仮)との性能勝負になるでしょうね。
・・日本市場ではもうしばらく地を這っているような存在感だと思いますが、switchの性能では不可能なタイトルの受け皿として機能してくれれば、もうちょっと知名度も上がるでしょう・・僕はそう遠くないうちに実現するような気がします。まずは今年のE3に期待したいですね。