今回書いていくのは、前回の「Miside(ミサイド)」と同じく、外見と中身が異なるホラーゲーム「ドキドキ文芸部プラス」です。
ストア公式 https://store-jp.nintendo.com/item/software/D70010000043528
・・はい。見た目通り今作は一見ギャルゲーのようにしか見えません。最初の30分はありふれたテキストノベルでしかないのです。が・・そこから様子が一変します。まあここまではMisideも同じか。ただ今作の場合は徐々に真相に向かう・・というものではなく、どちらかというと「強烈な一発芸」のようなものと言えば良いでしょうか。なんせゲーム自体が短いので、早い人は2時間前後で終わってしまう、映画一本見るのとそう変わらないプレイ時間なのです・・。
そんな今作で特に見るべき所は「短い時間でしっかりストーリーを畳んだ」という部分。というかそういうストーリー構造にしてある所に「うまさ」を感じます。ホラー系のゲームって考察が必要なものも多い中、今作は読後感がさっぱりしていて後に響かない・・いわゆる「ここはどうしてこうなったのか?」というのが少ないゲームでしたね。
まあ欠点といえば、やはり今作もPCゲームならではのネタ、謎解きがあるので、家庭用ゲーマーにはややとっつきにくいかもしれません。特に最後の謎解きは・・。
総評として、サイコホラーが好きで見た目が気にならなければ、遊んでみる価値はある良作だと思います。